最近の動き 

■2018/3/25(日)「日本の農業・食と安全はどうなる?!」講演会(参加者25名)

 過去3回の講演会は学者の方を中心に主にTPP協定の中味について伺う内容でしたが、今回は農業現場の方に、グローバル化する経済システムの中で、それに取り込まれているだけでいいのか?自分たちはこういう世界を望んでいたのか?を問題視し、ではどうすれば良いのかお話しして頂きました。

 講師のレイモンド・エップさん、荒谷明子さん夫妻は地域の消費者と年間契約を結び農産物を届ける「メノビレッジ長沼」を運営されています。

 まず、今世界で当たり前のように推進されている経済の考え方とは、地上の全てのものがお金に換算され、その価値はマーケットが決定しているということを説明。地球規模の経済システムでは生産者と消費者に物理的精神的な距離が生まれ、両者をつなげるのは価格だけとなる。そして高く売りたい生産者と安く買いたい消費者は対抗する関係になる。そういう経済の中では安く生産して高く売るための効率の良さを求めることが使命になる。農業分野では機械化大規模化が進められ、遂には運転席もハンドルもない無人走行のトラクターが出てきた。巨大な農地を人工衛星でモニター管理し、農薬・化学肥料・収穫時期全て科学技術が判断するハイテク農業の研究開発まで進められている。私たちはこういう世界を望んでいたのか?

 一方で、望んでいなくてもこうした研究開発に税金が使われている現実があり、いつの間にか自分たちも巨大な経済システムに取り込まれ、参加していることになる。だから、TPPを語る時、政府が悪い、あの企業が悪いと言い切ることは難しい。

では、私たちは自分の望む生き方をするためにはどうすれば良いか。

 レイモンドさんはこの巨大なシステムに対し、身近なところで小さなつながりのシステムを作っていくことで抗えるのではないかと考える。小さなシステムの例として、長沼でのローカルな集まりや、ご自身がカナダで取り組んだ地域のパン屋(地元産小麦を自社製粉しパンにして地域で販売する小さな規模の経済システムを実現)などを紹介。ご夫妻のメノビレッジ長沼も農家と消費者が顔の見える関係でつながり地域の中で循環する経済を追求したものです。そして最後に、この巨大な経済システムを変えていく地道な一歩として、毎日の生き方そのものが社会に影響を与えていく政治的な行為だということを意識してみて下さいと話されていました。

 ※写真3枚目のプロジェクター映像は無人トラクターが整然と農地を走行する様子です。これを見た時、なぜか出撃する戦車を連想したのでした。講演後、このことをご夫妻に伝えたところ、何と無人トラクターは戦車の技術を応用させたものだということでした。上空から監視するドローンも、虫を殺す農薬も軍事技術の応用とのこと。生きる糧の食糧を育てる術に殺人の技術を使う。効率第一の工業化された農業ならではの発想に何かやり切れない思いでした。([市民の風統合ML:4299] 一ノ宮麗子さん)


■2017/2/6(月) 「トランプ政権誕生で何が変わる~」(講師:金子勝慶応大学教授)

 北海道生協連60周年記念企画である「新自由主義・グローバリズムの本質と国民生活の影響~トランプ政権誕生で何が変わる~」(講師:金子勝慶応大学教授)。

 月曜日の1時半からでしたが、主催者によると380人の予定が530名と増え開始時間には立席となる盛況ぶり。金子教授の話は歯切れが良く、時々ジョークも入れるので、1時間半の講演もあっという間、皆さん真剣に聞いていました。

 「英国のEU離脱も米国のトランプ大統領の誕生もグローバリズムの帰結。痛めつけられた地方の反発がポピュリズムと結びついている」「日本もアベノミクスによって財政赤字が膨らみ続け、戦時中と同じ水準になっている。もはや傍観者でいられる状態ではない」「参議院選挙や新潟の知事選で統一候補が勝った地方は普通の市民が政党を引っ張っている」と、あいかわらずのアジテーション。そして最後に「地方から大胆な転換をおこそう。楽しい人生を送ろう」と、???の挨拶で講演は終わりました。


■2016/12/7(水) 「トランプ政権下、どうなるTPP」講演会

 金子勝・慶応大学教授の「トランプ政権下、どうなるTPP」講演会(主催:北海道農民連盟等)で勉強してきました。ピンマイクをつけてのアグレッシブな話術。力がこもると参加者の所に降りてきての講演です。

 「トランプの誕生でTPPが無くなったと安心しては絶対にダメ。日本が批准(条件を呑む)するということは、アメリカはこの条件を最低のベースにFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)で、日本にさらなる要求をしてくる」-など、厳しい指摘の連発でした。


■2016/10/27(木) TPP札幌公聴会に抗議行動

12時からTPP札幌公聴会が開かれている京王プラザホテル周辺での抗議行動。強行採決に向けたアリバイがミエミエ。あんな真黒塗りの資料で採決を求めるなど言語道断。ファッショそのものだ!


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